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が瀬」の人々との交流はまことに貴重であり、その体験に学べることの幸運を思わずにはいられなかった。われわれは主として「導水管」をめぐる問題から入ったが、小室氏らとの情報交換を通じて相模川のような貴重な自然環境、生活環境を人間のエゴによって無残にも破壊することの恐ろしさに慄然としたのである。 連絡係の藤川君は何時もコップを持っていて、どこの水でも飲んでみるのであるが今回は橋本駅の食堂の水を汲んできた。私は思わず"まずい"とどなった。妙な複雑な味であった。おそらく津久井湖の水であろう。これに「宮が瀬」の水が加わればどんな味になるか? つくづく今市の水は"うまい"と思った。 (福田)
大芦川立木トラストに参加 11月12日(日) 東大芦川ダム予定地の山林に立つ杉、檜などの立木を一本 1,500 円で購入して、自分の名札を掛けました。 当日は天気に恵まれ、最高のハイキング日和。大芦川の自然を守りたいと願う大勢の仲間と食べた、大貫さん心づくしのキノコ汁は格別でした。「大芦川みどりのダム宣言」などもあり、有意義な一日を過ごしました。 (隅)
札掛け作業。ポーズ、決まってます。
大貫さんの山荘前で昼食
編集後記
●ひとまず「大谷川取水中止」ということになりました。「事務局より」にあるように、今後の動きは予断を許しません。ただ、この「中止」を素直に読むと、「住民の反対が強いから」というきわめて明快な理由が付いています。これは、もしかすると、すごいことなのかもしれません●「どうせ国が決めたことは止まらない」と考えている人がたくさんいます。でも今回は、この今市の住民の多くが「反対」と言ったので、建設省は大谷川の水の流れを変えるのを止めることにしたのです●こんなことは今まで、あまり聞いたことがありません。市役所は花火でも上げて、大々的に「大谷川祭り」でもやって、私たちの川が守られたことを祝ったらよいと思ったりします●思川開発や東大芦川の問題は残っているわけですから、