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ムは公団が一体管理する」と明言しています。 (6) 東大芦川ダム建設の第2の目的は鹿沼市の将来の水需要に備えるためと言われています。しかし鹿沼市の将来人口がそれほど増加するとは考えられず、老朽化した水道管を交換し、漏水率を仮に5%でも減らすことができれば、新たな水道水源は必要ありません。 (7) 東大芦川ダム予定地一帯を含む大芦川とそれを囲む山々は、渓谷の美しさや水のきれいさで知られています。また、先人の汗の結晶であるスギの美林や、奥地のミズナラ林、カエデ・ブナを含む広葉樹林など、「緑のダム」を形成する豊かな森林を育んでいます。そこに生きている動物も、東大芦川ダム大芦川のシンボル的な存在・イワナ(ニッコウイワナ)、国の「希少な動植物種」に指定されているクマタカ、県鳥のオオルリをはじめ、「関東随一の清流」をその水源の森を特徴づける種が生息しています。東大芦川は栃木県民が未来に伝えたい「栃木県の宝」なのです。ここにダムができれば、清流が失われ、「栃木県の宝」が失われます。水没予定地では森林の所有者から立木が提供され、全国で1000名を越す人々が立木トラストに参加して、ダムに反対しています。 (8) 水没住民の生活再建のためにはダム建設が必要だと考える人々がいますが、これは本末転倒です。生活再建のための補償をおこなった上でダム建設を中止する方法を採ることができれば、その方が財政面でもはるかにメリットがあり、貴重な自然も壊さずにすみます。 http://www.thinkjapan.gr.jp/~omoigawa/omoigawa206.html#1
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東大芦川ダム 反対派25ヘクタール共有
朝日新聞・栃木版 2002.1.18
県が鹿沼市に計画している東大芦川ダムの建設を巡り、地元・西大芦地区の反対派住民らが水没予定地の地権者らと土地を共有化した問題で、その面積が約25haに及ぶことが17日分かった。地権者らは、県がダム建設のために買収予定の土地約52haの約半分に当たるとしている。今後、県は新たな地権者22人とも移転とそれに伴う補償の交渉が必要になる。 反対派住民らで作る「東大芦川ダム建設反対期成同盟」の竹沢正之会長ら計5人がこの日、県庁内で福田昭夫知事と会見して報告した。 その後、記者会見した竹沢会長らによると、共有化に参加したのはダムに反対する同地区の住民計22人。水没予定地の地権者4人がそれぞれ持つ4カ所の山林(合わせて約25ha)を共有化し、所有権移転の登記をした。 県河川課によると、同ダム建設のための買収予定面積は計約52ha。同課はこの75%にあたる約39haの売買契約は既に済んだとしている。 また、竹沢会長らは福田知事に対し、同ダム建設の是非を話し合う検討協議会で、ダムを中止した場合の治水や利水対策も十分に検討することなどを求めた。同課は2月中にも協議会の初会合を開きたいとしている。
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